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「木曽ヒノキ」という木と歴史
【木曽檜】
写真をご覧頂きどう思われますか?
「美しい自然な芽だなぁー!」
「どうして、こんなところに芽が?」
「この芽何?」
様々な感じ方があると思います。
実は、木曽檜と呼べる檜とは、このように誰の手も必要とせず自然界が作り出し育てた天然の檜だけを"木曽檜"と呼べるのです。
価格が高価というだけでなく希少価値ということの方が興味深い話です。
日本ではじめて「森林浴」ということばが適用された赤沢自然休養林という檜の森。
森林浴という言葉自体、時代とともに生まれた言葉なんです。
かつて、こんな言葉を聴いたことがありますか?
実を言いますとドイツが生みの親なんです。
日々のストレスによって体を害する人が増えています。
心の病といってもいいでしょうか?
森林浴によって問題のストレスが大幅に解消されるとしたらどう思われますでしょうか?
森の中には"テルペン"といって不思議な香りと成分が分泌されるといいます。
この中に身をおくだけで、心身ともに健康になれるという実験結果が出ています。
まだ、赤沢自然休養林に行ったことのない方は、是非自ら体験いただくことをお勧めいたします。
いったい、気持がどんな風に変化していくのか?
木曽檜にまつわる歴史を考えたときに、いかに貴重な建築資材であり日本を代表する木材であったのかがお分かりいただけるのではないでしょうか。
建築資材の中で間違いなく最高峰と位置づけられてきた木曽檜。
全ての要素を追求していくと辿り着く最高の資材。
もし、住宅新築やリフォームをお考えであれば、ヒノキという素材を選択されてみては如何でしょうか?
追伸:なんと伊勢神宮は20年に一度必ず新しく建てられてきました。
その御神木は"木曽檜"と決まっています。
2013年12月 6日