地球民家 (平成20年4月号)
★ごあいさつ★
先日の例会における粥川先生のお話しで、「文明の前に森林があり、文明の後ろに砂漠がある」という学者の言葉に耳を傾けなければいけないということ。そして、「産直住宅は森林を守り、大手ハウスメーカーは森林を破壊している」という事実を明確に説明しなければ、大手ハウスメーカーには勝てないということ。大変な衝撃を受けました。
これらを重く受け止め、産地直送の東濃檜をふんだんに使った家づくりをもっともっと多くの方々にアピールしていきたいと、思いを強くいたしました。
こんな寓話があります。「あなたは今何をしていますか?」とある人が左官職人に尋ねました。一人は「壁を塗っています。」と答え、もう一人は「○○様のご家族が健康で暮らして頂けるように自然素材の壁を塗っています。」と答えました。二人とも同じ仕事をしているのに意識がまるで違います。
「作業」と「仕事」の違いでもあります。常に後者の職人の気持ちでありたいと願います。
「満足してくれる(喜んでくれる)お客様をつくる」これが我々の使命であり、目的であり、願いであります。今後もあすみ会の会員が一丸となって大切な森林資源を守りながらより良い自然素材住宅の供給に努め、社会に貢献していく所存です。
協同組合あすみ住宅研究会 理事 因 善一
"産直住宅は森林を守り、ハウスメーカーは森林を破壊している"
自然素材の永久存続を考えて山に携わる方々と意見交換
協同組合あすみ住宅研究会は3月18日・19日の両日、東濃檜の産地・岐阜県中津川市坂下で"山づくりから家づくりの理想に基づく山側と町側(あすみ会々員)の意見交換会"を開催致しました。
山側からの参加者は山主として元岐阜県加子母村村長の粥川真策氏、中津川市坂下総合事務所の板津所長、坂下林・材・建連絡協議会々長糸魚川行吉氏を始め、岐阜県や中津川市の林業課職員、製材から岐阜県製材組合の幹部役員など8名が参加されました。
(協)あすみ住宅研究会の伊澤理事長、板津総合事務所長、糸魚川林・材・建連絡協議会々長が開会にあたっての挨拶をした後、「森林を守ることが環境を守ること」と題して粥川氏の基調講演が行われた。
このなかで粥川氏は「現代は森林の大切さが分かってきた時代となったが、森林を大切にすることはどういうことなのか分かっていない。木を大事にすることは木の性質を知ることだ。これが欠落したまま主張だけが勝手に進んでいる。現在の産業は産業革命の路線をそのまま進もうとしている。
我々は文明の前に森林があり文明のうしろに砂漠があるという学者の言葉に耳を傾けなければならない。」ということをアピールされ、その後開かれた意見交換での大きなテーマとなりました。意見交換会では粥川氏の講演内容から山を良くする為に町ができることは?町側の人に山をより理解してもらうには何をしたらいいのか?山づくりに参加してもらいやすいイベントは?など多くの問題に対してそれぞれ活発な意見が交わされました。
最後に当会の伊澤理事長が「本日の意見交換会は本当に有意義なものとなり感激している。今後もこのような会をたびたび開催したいと思います」とあいさつして閉会となりました。
「縁」と「絆」 ━ 地域社会への貢献 ━
今年、シンキホームはおかげさまで25周年を迎えます。
岡山市を中心に営業をさせていただいておりますが、本当に良いお客さまとの出会いがこれまであり、お客さまからの多くのご紹介(約90%)などから、岡山県全域に渡り、お客さまとの出会いが広がっていきました。本当に感謝いたしております。
さて、今回は平成14年にオープンさせていただいた、当社の2号店となる山陽営業所の活動をご紹介させていただきます。
この、山陽営業所のある赤磐市の山陽団地は、岡山市中心部から北東約12kmのところに位置しており、交通のアクセスの良さから、岡山市のベッドタウンとして岡山県最大のマンモス団地として栄えてきました。
しかしながら、この頃から団地内の多くが今や高齢者となり、子供世代も親元を離れてしまい、急激なオールドタウンと化してしまいました。(高齢化(65歳以上)率30%) そんな中で、同様に進んでいる戸建住宅の老朽化に対して、メンテナンスの実施やバリアフリー化、水廻り商品の入れ替えなどリフォーム需要に対して、気軽に立ち寄っていただけるよう「住まいのショールーム」をオープンしました。
また、団地内の方々の寄り合い場として気軽にご利用いただけるよう「住まいのギャラリー」も併設してオープンしました。
単に住宅屋ではない、地域の方々に少しでも貢献できるようにと、月に一回、回覧板的情報誌『木(き)楽(らく)通信(つうしん)』の発行を行い、また、年に数回『シンキホーム祭』を開催し、近隣の方々にフリーマーケットなどで参加していただいたりしています。それ以外にも、主婦の方を対象とした編み物教室やトールペイント教室などサークル活動も定期的に開催しています。
それから、昨年より近隣の方やOB様に参加していただき好評いただいているのが『みんなでうたおう♪』という歌の会です。アコーディオン演奏に合わせ、懐かしの歌を歌うことで、若い頃を思い出し、仲間との交流を深めながら、健康になっていただこうという主旨のものです。歌の多くは昭和初期のものが多く、参加される方もそれにあわせて、少し(?)高めではありますが、元気な歌声が響いており、毎回パワーを頂くような思いがしております。
シンキホームは決して住宅に限ることなく、地域社会に根ざした活動から、人と人との「縁」・「絆」を大切にすることが、これまでの25年の実績から、この先にもお客さまに満足していただける答えと信じています。
(シンキホーム株式会社 太河原和彦)
★ 岡山県で新築・増改築なら... シンキホーム株式会社 岡山市西市811-1
℡ 086-243-0880 URL http://shinkihome.co.jp
ホームページにも掲載しましたが 「はままつ家づくりの本」その名も "ie-bon"いえぼん に『地球民家』が掲載されました。
その内容を一部をご紹介します。(以下紙面のご紹介)
『地球民家』にひとめぼれ
とにかく『地球民家』のモデルハウスに一目ぼれ。雰囲気もなにもかもがイメージ通りだった為そのまま小さくして造ったというSさんのお住まい。
奥様は雑貨が好きというだけあって外観も室内もまるで雑貨屋さんのような雰囲気。ちょっとした場所に季節の小物をあしらったり小さくなったお気に入りの子供服をさりげなく壁に飾ったり・・・・奥様のアイディアでシンプルな木の空間が楽しく彩られている。何も話をきかなくともご家族が毎日を楽しく過ごされていることが伝わってくるよう。 「地球民家」は昔ながらの日本家屋の良さを今の暮らしに生かした住まい。梁や柱は表しにして天井は2階の床をそのまま使用。建物の高さも低めで落着きがある。木と壁の比率も最適の割合にして心地よさを追求している点も注目できる。また、赤いガイシ配線も古きよき昭和の時代をほうふつさせる。 家族の団欒や子供たちの
遊びの中心は吹き抜けのあるリビング。子供たちはリビングの床にコロコロと寝転んでくつろぐのが大好きで 冬でも素足で室内を走り回ったり。2階で奥様が作業していても階下の子供たちとの会話は普段の声の大きさで充分。
どこにいても家族の気配を感じて暮らすことができる。またシンプルな形の窓もカーテンとともに室内を表情豊かに演出している。麻のクロスを貼った階段も滑りにくくザラッとした足ざわりが気持ちいいと家族に大好評。
こうしてどこをとっても家族の暮らしにフィットした住まいを実現できた秘訣は「工務店さんとよい関係を築くことができたから・・・うちの担当の大竹さんは自分の気持ちをさらけだして家族のように接する事ができました。スタッフのかたもみんな素朴であたたかいんです。」と奥さま。
住まいとともに築いた信頼関係はもちろん建てたあともしっかりと続いている。・・・といった感じで掲載されています。
住まいがシンプルだから住む人の個性を充分に発揮する事ができ、それは住んでからの楽しい暮らしであり、そんな暮らしの提案も「地球民家」だからこそであることを再認識できました。
このお住まいに関してのお問合せは
株式会社 伴工務店 浜松大平台モデルハウスまで お気軽に〜
いいこと見つけよう!各地のイベント情報コーナー
IN 名古屋市
なんとか年内に建築したい!という人のための家づくり勉強会
●開催日時 2008年(平成20年)4月13日(日)
●開催場所 仲建設打合室
主催者側の一言
もしもあなたが「何も決まっていないけれどできれば今年中に建てたいなあ・・・」という位でしたら、年内完成を条件に家づくりを計画しない方が良いでしょう。検討不足で失敗する可能性が高いからす。でも、もうすでにいろいろと検討されていて今はいろいろ検討中、という事なら、この
勉強会はかなりおすすめです。最低限知って欲しい家づくりの知識を資金計画から家づくりのポイントまでをまんべんなく押さえることが出来るからです。
詳しくは当社のホームページをご覧ください!!
問合せ先 仲建設株式会社
住所 名古屋市北区敷島町90−3
電話番号 052−911−9345
FAX番号 052−914−3203
Eメール info@nakakenn.co.jp
IN 広島市
家造りセミナー 「住まいる塾」 開催
日時 20年5月24日(土曜日)
午前9時30分〜
場所 橋本建設㈱ショウルーム
毎回好評を頂いている「住まいる塾」ですが今回は「建てる前に聞く家造りの常識・非常識」と銘打ちましてマイホーム計画を失敗しないための知識とツボを業者の側からと施主様の側からとの視点と立場でお教え致します。また、建設業界ならではの習慣やその意味も解説する予定です。
問合せ先 橋本建設株式会社
住所 広島市安佐南区上安1−1−29
電話番号 082−878−1110
FAX番号 082−878−1109
Eメール hashimoto@hashimoto-k.co.jp
後日詳しい案内をお送りいたします。 担当 橋本
第9回我が家の大黒柱と出会う旅 同行記
3月2日。空は快晴で絶好のイベント日和。前回(昨年12月に行われた第8回目「我が家の大黒柱と出会う旅」と全く違って総勢30名という大勢の参加者となり大変賑やかな旅となりました。
今回の参加者の中には岩手県の一関や千葉市から参加された方もあり、その意気込みが感じられました。特に一関市から参加されたご家族は道中、大変なアクシデントに見舞われたとのこと。その始まりが予約していた名古屋便の飛行機の欠航。そこで大阪便を取ったまではいいのだが到着空港が伊丹空港ではなくJR新大阪駅からかなり離れた和歌山県境に近い関西空港。そこから快速、新幹線と乗り継いで名古屋まで引き返してようやく目的地に到着。アクシデントがなければ午後2時頃到着しているところ結局到着したのは午後8時。また、宿泊も「地球民家」モデルハウスの体験宿泊を予約していたがビジネスホテルとなってしまったとのこと。それでも次の日は家族5人元気に参加されたのはサスガ。
9時に集合地より山へ向かって出発。貸し切りバスを含めて5台の車に分乗して"いざ出発"。30分ほどで目的の場所に到着。それぞれ立木の選択順位を決めるクジを引き、順位に従って自分の家の大黒柱となる立木のところへ。足場は非常に良く、舗装された道路のすぐ両脇に大きな木が幾本も行儀よく並んで立っている。流石樹齢100年以上経った木だ。
"わぁ〜大きい"という声が周囲から聞こえてくる。晴天といえども3月はまだ肌寒い。自分で選んだ立木を探して山を登ったり、下ったりと寒さなどどこふくかぜ。自分の立木を見つけると名前を書いた木札をくくりつけて記念撮影。そして家族の健康と家の安全を守ってくれるよう神様にお祈りして木を伐る神事(伐採式)を行い、2度目の記念撮影。道中トラブルのあった一関のご家族も全員順番にすくすくと育った大きな檜に手を合わせ斧を入れていました。すべてのお客様が大黒柱との出会いを終えると、全員で記念撮影。はい"ニー"と言って。パチリ。
「我が家の大黒柱と出会う旅」は平成17年11月26日に第1回目を行って今回で9回目を迎えました。今後も毎年3〜4回の開催を行ってまいります。新しい家の建築をお考えの方は是非とも家を守り、家族を守ると言われている大黒柱との出会いのイベントに参加してみませんか。(事務局 清長)
詳細のお問い合わせは「あすみ住宅研究会 事務局」へ
なるほど、心と身体に心地よい
フィットンチッドの素晴らしさをさあ体験!
森林浴発祥の地・信州木曾・上松の赤沢休養林の散策と自然生態系住宅「地球民家」モデルハウスを見学する
『檜の原点を探る旅開催』
◇開催日時 2008年6月1日(日)
午前9時〜午後4時頃(雨天決行)
◇集合場所 中津川市坂下<道の駅きりら>
自然生態系住宅「地球民家」の(家を支える)構造材は全て木曾の東濃檜を使用しています。この檜の良さを皆様の五感で確かめてください。
コース
道の駅きりら〜赤沢休養林〜(昼食)〜「地球民家」モデルハウス見学〜
恵北プレカット工場見学
●詳細のお問い合わせ及び参加申込は近くの会員工務店(「地球民家」ホームページをご参照ください)または協同組合あすみ住宅研究会事務局へ
事務局 ☎0573(75)5339 Eメール:asumi@cello.ocn.ne.jp
2013年12月 6日